屋根塗装読了目安 約5分

北海道のトタン屋根は塗り替えが命。サビ・色あせを見逃さないメンテナンスの基本

屋根塗装の施工作業

北海道の街並みを見渡すと、瓦屋根はほとんど見かけず、トタンをはじめとした金属屋根が主流です。軽くて雪の重みに有利で、凍結で割れる心配も少ない——雪国の暮らしに合った屋根材ですが、ひとつだけ弱点があります。それが「サビ」です。

金属屋根をサビから守っているのは、表面の塗膜です。この記事では、北海道でトタン屋根の塗膜が傷みやすい理由と、塗り替えの目安、長持ちさせるための工程のポイントを解説します。

北海道の屋根は、外壁以上に過酷な環境にある

屋根は家のなかでいちばん雨・雪・紫外線を受ける場所です。北海道ではそこに、雪国ならではの負担が加わります。

  • 積雪と落雪:長期間雪が載り続け、滑り落ちるときには雪や氷が塗膜の表面をこすっていく
  • 凍結と融解の繰り返し:日中に解けた雪が夜に凍り、屋根の継ぎ目や釘まわりに負担をかける
  • 寒暖差による伸び縮み:金属は温度で伸縮するため、塗膜にも繰り返し力がかかる
  • 夏の紫外線:雪のない季節は、さえぎるもののない直射日光で塗膜の樹脂が分解されていく
  • 潮風:日高地方の沿岸部では、風に運ばれた塩分がサビの進行を早める

こうした条件が重なるため、トタン屋根の塗り替え目安は一般に7〜10年ほどと、外壁より短めに考えておくのが安心です。海に近い立地や、前回の塗装から年数が経っている場合は、さらに早めの確認をおすすめします。

トタン屋根の劣化はこう進む

段階屋根の状態対応の目安
1. 色あせ・ツヤ引け塗膜の表面が紫外線で傷み始めている塗り替えを計画し始める時期
2. チョーキング・塗膜の剥がれ防水性が落ち、下地の金属が露出し始める早めの塗り替えがおすすめ
3. 赤サビの発生金属そのものの腐食が始まっているサビを落としたうえで塗装が必要
4. 穴あき・雨漏りサビが板金を貫通している塗装では直せず、張り替えや葺き替えに

大切なのは、3の段階までなら「塗装」で屋根を守り直せるということです。4まで進んでしまうと板金の交換や屋根の葺き替えが必要になり、費用は塗り替えとは比べものにならないほど大きくなります。トタン屋根は「サビが広がる前に塗る」のが、いちばん経済的なメンテナンスです。

長持ちの決め手は「塗る前」の工程

屋根塗装の仕上がりと持ちは、実は上塗りの塗料よりも、その前の下地づくりで大きく変わります。トタン屋根の基本的な工程は次のとおりです。

  • ケレン(下地処理):サビや浮いた古い塗膜を削り落とし、塗料が密着しやすい表面に整える
  • サビ止め(下塗り):金属面にサビ止め塗料を塗り、腐食の進行を抑える
  • 中塗り・上塗り:仕上げの塗料を2回重ね、十分な厚みの塗膜をつくる

サビを残したまま上から塗っても、塗膜の下でサビが進行し、数年で膨れや剥がれが出てしまいます。お見積書を見るときは、塗料のグレードだけでなく「ケレン」「サビ止め」の工程がきちんと含まれているかも確認してみてください。

無落雪屋根(スノーダクト)のお住まいは、ダクトまわりも要注意

北海道に多い無落雪屋根は、屋根の中央にある樋(スノーダクト)に雪解け水を集めて排水する仕組みです。ダクトまわりは水が集まり続けるぶん傷みやすく、落ち葉や土ぼこりで排水口が詰まると、水があふれて雨漏りの原因になることもあります。塗り替えの際には、あわせて状態を見てもらうと安心です。

屋根の上に登っての確認は、転落の危険があるため絶対におやめください。地上や2階の窓から見える範囲の色あせ・サビを確認する程度にとどめ、詳しい点検は専門業者にお任せください。

「雪が降る前」に、屋根の状態を確かめておきましょう

屋根は普段目に入りにくいぶん、気づいたときには劣化が進んでいた、というケースが少なくありません。色あせやサビが気になったら、雪に覆われて確認できなくなる前にご相談ください。井上塗装店では、新ひだか町静内を拠点に道央・道南エリアで現地確認・お見積りを承っています。屋根の状態を拝見したうえで、いま塗装が必要かどうかも含めて正直にご説明します。

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外壁・屋根の状態が気になったら

「うちもそろそろ塗り替え時期かも」と思ったら、お気軽にご相談ください。 現地確認のうえ、建物の状態に合わせたご提案をいたします。

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